読み書きプログラミング

日常のプログラミングで気づいたことを綴っています

Startup Weekend Kyotoに参加しました。

Startup Weekendは起業家精神の持ち主が集まってチームを組み、週末のうちにビジネスプランを創ってしまうというイベントです。京都で初開催ということで参加しました。参加者は60名前後。当然ながら若い人がほとんどです。

初日

初日は金曜日の夕方から。
アルコールも入れて親睦会をして、60秒ピッチ(売り込み)の練習をします。野心家がエレベータの中で投資家にプランを売り込む映画のシーンのようなあれです。
ランダムに10チームに分かれたところで、適当な単語を20個みんなで出し合います。せいのでチームで単語を2つ奪い合い、XX-YY.comというサービスを60秒で売り込むのがチームのミッションです。らくごのごみたいなもんですな。
この時に既に思い、更に最終日のプレゼンで感心したのは、若い人たち、トークがすごくうまい。一見上がらないし、かまない。まるでカラオケの実力差をそのまま見せつけられているようでした。

肩が暖まったところで、本番。自分のビジネスプランを60秒で売り込みます。色々準備して来ると、逆に想いが強くて60秒にうまく納めるのが難しくなるようです。みんな苦労していました。その後、気になるプランに各自投票をし、チームが適当な数になるまで自然選択させます。
短期間で提案者各自の想いを知るのは難しいです。結果として提案者自身の持つ華や実際のシーンのわかりやすさ、しっかりしたキーワードを持ったプランが残る傾向があると感じました。
私は週末で作れそうなガジェットプランか週末を通して始まりそうな理念のプランか迷いながら、理念のプラン(「壁の向こう」)を売り込みましたが、人気ありませんでした…というか自分自身の確信のなさが出てしまいました。
自分のプランは早々にあきらめて、色々話を伺い、旅行という切り口のわかりやすさと提案者の落ち着いた人柄を見て、「何もできませんけど」と仲間に入れていただきました。
仲間がある程度固まると、今度は必要なスキルを求めてヘッドハンティングが争われます。今年は初回ということもあってか、参加者が開発者に偏ったようです。チームビルディングの際には、デザイナーの方がおおもてでした。

二日目

二日目のブレストではどんどんアイデアが出る反面、1つだけ説明するとしたらどうするかというところで重苦しい時間もありスリリングでした。
〆切とあきらめない気持ちというのは大事ですね。もう時間がというところまで来て、シンプルでかつ実際にユーザーが使っているシーンが浮かぶようなアイデアにまとまって、しかも「これならプレゼンまでに実装してローンチできるしょ」の一言。すごいチームに入っちゃったんだとびっくりしました。
このとき、Twitterやっててよかったと思いました。やってなかったら最終アイデアのすごさがきっとわからなかった。


上のインタビュービデオで私がしゃべっていますが、開発者やプラニングの人たちが忙しいから一番暇な私がしゃべることになりました。

三日目

三日目も開発が続きます。
夕方、著名な審査員を迎えてのプレゼンテーション。時間は各チーム5分です。5分という時間はいい長さですね。

最終プレゼンビデオ


優勝は逃しましたが、特別賞をいただきました。何もできないのにチームに入れていただいて受賞も味わえて望外です。
そのまま起業に向けて動き出す人もいて、改めてすごい!と感じ入りました。

自分なりに成功のためのポイントを考えると、

  • ブレストでアイデアがどんどん出てくる際に、互いのセンスを確認し合って、誰がディレクションを判断するのがよさそうか、早い時期に自律的に決める。
  • サービスの骨格が固まり始める辺りで、今度はプレゼンのプロデュース役を決めて、限られた時間で見せるシナリオを明確にする。

この二つがポイントかと感じました。


お陰様でかけがえのない経験ができました。
次回は自分が何者かちゃんと説明できるようになった上で参加します!