zeilbergerとatensorの翻訳が一応終わりました。超幾何項の定総和、不定総和のパッケージと(Grassman代数とかClifford代数とか)代数テンソル操作パッケージです。
http://www.h3.dion.ne.jp/~y.ich/Maxima/maxima_84.html
http://www.h3.dion.ne.jp/~y.ich/Maxima/maxima_29.html
zeilbergerパッケージには、Gosperのアルゴリズムというものが出てくるのですが、このGosperさん、Maximaととても縁の深い人でした。
- Maximaの元になったMacsymaの開発に貢献、以後、数式処理のコンサルティング。
- Macsymaの開発の中で、Gosperのアルゴリズムを発見
- ライフゲームでグライダーガンを「発見」
- "...,he has been considered a modern day Ramanujan."
かっこいい。
でも無知のため、アルゴリズム自身のすごさが全然わかりません。
- 作者: Marko Petkovsek,Herbert S Wilf,Doron Zeilberger
- 出版社/メーカー: A K Peters/CRC Press
- 発売日: 1996/01/01
- メディア: ハードカバー
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"A=B"のKnuthさんによる序文を見ると、
が満たすべき漸化式を自動で見つけるところだそうです。数学者が見つけられない公式を生成できてしまっては、確かに現代のRamanujanかも知れません。
"A=B"は現在、無料でインターネット上で公開されています。
参考文献
- Wikipedia, Bill Gosper
- Petkovšek, Wilf, Zeilberger, "A=B"