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読み書きプログラミング

日常のプログラミングで気づいたことを綴っています

(34) ソリトン、数値解、厳密解

Maxima Crandall

Korteweg-de Vries方程式を調べます。

これは、非線形微分方程式ですが、可積分であることが知られています。
1ソリトンの厳密解として、以下が知られています。
確認してみましょう。

/* 6.2.3m */
u : -2*sech(x - 4*t)^2$
trigsimp(diff(u, t) - 6*u*diff(u, x) + diff(u, x, 3) = 0)$

使用した機能


微分方程式を数値解法で解いた時に何が起こるか見てみます。
単に差分に置き換えた数値解法を試みましょう。
初期条件をとします。

/* 6.2.6m */
dx : 0.2$
dt : 0.002$
maxGrid : 64$
uPast : makelist(6*sech((k - maxGrid/2)*dx)^2, k, 1, maxGrid)$
uPres : uPast$
gridNumber : makelist(i, i, 1, maxGrid)$

for n : 0 thru 30 do (
  for j : 2 thru maxGrid - 2 do (
    uPres[j] : uPast[j] + dt*(-6*uPast[j]*(uPast[j + 1] - uPast[j])/dx
      - (uPast[j + 2] - 3*uPast[j + 1] + 3*uPast[j] - uPast[j - 1])/(dx^3))
    ),
  plot2d([discrete, gridNumber, uPres], [y, 0, 14])
  )$




発散してしまいました。

微分方程式対称性を維持する差分近似を導入しましょう。

/* 6.2.9m */
dx : 0.2$
dt : 0.002$
maxGrid : 64$
uPast : makelist(6*sech((k - maxGrid/2)*dx)^2, k, 1, maxGrid)$
uPres : uPast$
uFutu : uPres$
gridNumber : makelist(i, i, 1, maxGrid)$

for n : 0 thru 120 do (
  for j : 3 thru maxGrid - 2 do (
    uPres[j] : uPast[j] + dt*(-6*uPast[j]*(uPast[j + 1] - uPast[j - 1])/(2*dx)
      - (uPast[j + 2] - 2*uPast[j + 1] + 2*uPast[j - 1] - uPast[j - 2])/(2*dx^3))
    ),
  uPast : uPres,
  uPres : uFutu,
  plot2d([discrete, gridNumber, uPres], [y, 0, 14])
  )$




...

より長期的に解を見ることができました。


初期条件の厳密解も知られています。これをプロットしておきましょう。

/* 6.2.10m */
plot3d(12*(4*cosh(2*x-8*t)+cosh(4*x-64*t)+3) / (3*cosh(x-28*t)+cosh(3*x-36*t))^2, [x, -5, 5], [T, -0.2, 0.2], [z,0,9], [grid, 50,50], [gnuplot_pm3d, false], [gnuplot_preamble, "set hidden3d"])$

等高線プロットもしてみましょう。

/* 6.2.11m */
contour_plot((4*cosh(2*x-8*t)+cosh(4*x-64*t)+3) / (3*cosh(x-28*t)+cosh(3*x-36*t))^2, [x, -10, 10], [t, -1, 1], [z, 0, 0.7], [grid, 50, 50], [gnuplot_preamble, "set cntrparam levels auto 14"])$

二つのソリトンが衝突して、位相のずれが起こっていることがわかります。